第5回日本フットケア学会学術集会

ごあいさつ

この度、第5回日本フットケア学会学術集会を神戸国際会議場において開催することを大変光栄に感じております。学会会員の皆様に心から感謝しております。今年度ははじめて平成19年2月16日(金)〜17日(土)の2日間開催することといたしました。

近年の高年齢化社会、生活様式・食生活の欧米化に伴い、生活習慣病が増加し、動脈硬化性疾患や糖尿病の発症年齢が若年齢化しています。その結果、重症虚血肢・糖尿病合併病変の増加、糖尿病性末梢神経炎による足趾の知覚障害が急増しています。特に潰瘍・壊死の進行、骨髄炎合併などが進行し下肢の大切断や死亡のリスクが著しく上昇しています。医師の間では血管外科、循環器内科、放射線科、皮膚科、形成外科、糖尿病内科、腎臓内科、整形外科などによるチーム医療の必要性が認識されています。さらに新しい治療の展開として1.ステント治療、2.血管再生治療、3、透析患者に対するLDLアフェレーシスなど積極的に血行改善を試みるようになってきています。また血行の改善に伴い歩行機能の温存と再建を担当する医師の間でもフットケアに対する関心は非常に高まっています。
一方、コメデイカルである看護師、理学療法士や介護を担当する人たちの間では足病変に対する診断・治療管理の方法を具体的に獲得しようという機運と必要性が急速に広まっています。

本学術集会では「フットケアにおける新しい治療の展開、裾野の広いケア、そして予防のための健康ウォーキング」をテーマに各分野の第一人者を招待し、各種シンポジウム、特別講演・教育講演、さらに血管再生治療の各種方法に対する討議を行い、広くフットケアの知識の共有し、フットケアの実践を行う予定です。また一般市民の啓蒙のため市民公開講討論会「足と健康:フットケアとは?」の開催を計画しています。医師・看護師を始め、その他の医療関係者、靴作りの専門家等幅広い層の方々の参加を心より祈念いたしております。

第5回日本フットケア学会会長 半田 宣弘



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